坐骨神経痛とトリガーポイント治療

坐骨神経痛に苦しむ人は非常に多いですが、原因は何なのでしょう?

坐骨神経とは何なのか?

坐骨神経とは、第4腰神経〜第3仙骨神経の集合体です。

この神経は脊髄から分岐し、椎間孔・仙骨孔・大坐骨孔というトンネルをくぐり抜けて足の方へ向かいます。

この3つのトンネルのどこかに狭窄があり、神経が圧迫されると、お尻〜太ももの裏や、ふくらはぎの外側、足の裏や指先などに痺れが現れます。

トリガーポイント治療が最も有効なのが、大坐骨孔での圧迫によって起こるタイプの坐骨神経痛です。

大坐骨孔の上を覆うように付着する梨状筋にトリガーポイントが発生すると、神経の通るトンネルが塞がり、坐骨神経痛が起こります。

トリガーポイントを治療して、神経の通るトンネルを広げてやると神経痛はきれいに無くなります。

椎間孔や仙骨孔での圧迫はカイロプラクティックが有効です。

自分がどのタイプの坐骨神経痛なのかは来院時に説明し適切な治療を選択致しますので、一度、御相談下さい。

立ち仕事の腰痛予防ストレッチ

「立ち仕事は腰にくる」

という話をよくお伺いします。

しかしながら、腰椎へかかる圧力は立っている時より座っている時の方が強いんです。

ではなぜ、立ち仕事は腰にくるのでしょう?

それは、立ちっぱなしで疲労した足の筋肉が、骨盤を牽引して腰に負担をかけているからです。

特に、太ももやふくらはぎの裏の筋肉が疲れてパンパンに張ってくると腰に痛みが現れます。

立ち仕事で腰が痛い人は、腰を揉んだり伸ばしたりするより、太ももの裏やふくらはぎを柔らかくすると腰の痛みがとれます。

それにはストレッチボードを使ったハムストリングや下腿三頭筋のストレッチとこれらの筋肉へのトリガーポイント治療が有効です。

ストレッチはストレッチボードを使わなくてもできますが、職場や家に一つあると便利です。

不眠症改善

不眠症は自律神経の乱れが原因です。

精神的ストレスや不規則な生活習慣など、自律神経を乱す原因は数多く存在しますが、首に発生したトリガーポイントも自律神経の乱れの大きな原因となります。

不眠症は自律神経の副交感神経が正常に機能していない状態です。

首は脳神経をはじめとする副交感神経繊維が多く走行中している為、神経走行上にトリガーポイントが発生すると副交感神経が正常に機能しなくなります。

首にトリガーポイントが発生する原因は、日常生活の姿勢や疲労、事故による外傷などです。

不眠症でお悩みの方は、是非一度、トリガーポイント治療を試してみて下さい。

めまいの治療

首を傾けるとめまいがする・・・

脳の問題や三半規管の問題を疑ってしまいがちです。

平衡感覚は、三半規管で傾きを感知し中脳が姿勢を整えますが、胸鎖乳突筋にトリガーポイントが発生すると平衡感覚に乱れが生じます。

実際に、突発的に起こるめまいはこのケースが多く、トリガーポイント治療によって症状が改善されます。

脳や三半規管の検査で問題が無いのにめまいがある・・・という方も、一度、トリガーポイント治療を試してみて下さい。

老化を防ぐ

人間の体の老化はいつから始まると思いますか?

免疫に関与する胸線は10代後半から老化が始まり、血管は20代から閉塞が始まり、退化していきます。

意外と早い段階で、回復力の低下が始まってると思いませんか?

50代の頃には、血管の閉塞や関節の癒着がかなり進み、五十肩やギックリ腰、坐骨神経痛などが発症するリスクが増します。

若い頃はこんなこと無かったのに・・・というのは当たり前なんですね。

回復力は年々低下します。だから、疲労を溜めないように仕事量を減らすか、体のケアをしっかりして回復力を補っていくしか無いのです。

正しい時間で睡眠をとる、外食に多い劣化した油など老化を促進する食事を摂らない、体のトリガーポイントの除去と筋肉の柔軟性の確保、適度な筋肉トレーニング、脊柱の歪みを整え姿勢を正すこと・・・

どれも体の老化を防ぐ為に大切なことです。

体に関しては、年齢が同じでも老化の程度は同じではありません。80歳で寝たきりの老人もいれば海外旅行を楽しむ老人もいます。

若い頃からの毎日の積み重ねで差がつきます。くれぐれも体のケアを怠らないようにして下さい。

膝の痛みにはストレッチ

膝の痛みは関節の痛みだから・・・

軟骨がすり減っているから・・・

膝の痛み、あきらめていませんか?

あきらめる前に・・・自分にできることをやりましょう。

大腿四頭筋とハムストリングのストレッチをやりましょう。

膝の痛みの原因は軟骨だけではありません。

大腿四頭筋は膝の靱帯に付着するので、この筋肉の柔軟性が無くなると膝関節に痛みが出ます。

ハムストリングは大腿四頭筋と拮抗してバランスを保つ筋肉なので、この筋肉の柔軟性が無くなると膝に負担がかかります。

この2つの筋肉をまずは柔らかくしましょう。

毎日、根気よく。

柔軟性が改善されない時は、トリガーポイント治療を受けましょう。

そしたら帰ってまたストレッチ。

筋肉の柔軟性が戻れば、ほとんどの膝の痛みは無くなります。

腹式呼吸が簡単にできる方法

女性に多い胸式呼吸。

呼吸が浅く、息切れがしやすい呼吸です。

なんとか息を深く吸い込める腹式呼吸に変えようとお腹を一生懸命動かしている人をしばしば見かけます。

腹式呼吸は難しい。

そんな声をよく聞きます。

腹式呼吸は、息を吸い込む時にお腹を意識してもうまくいきません。

息を吐く時に、お腹を意識して下さい。

ポイントは息をしっかり吐ききること。

お腹を意識してぺったんこになるように、息をしっかり吐き出して下さい。

息を吐ききったら鼻から息を吸い込んで下さい。

これで腹式呼吸の完成です。

息を吸い込む時、自然にお腹が動いて空気が入って行くのがわかります。

体内に空気が溜まってる状態では少ししか空気を取り込めません。

しっかり吐くことによって、多くの空気を取り込めるようになるのです。

股関節痛の原因

股関節痛には2つのタイプがあります。

股関節の運動制限があり動かすと痛みが走るタイプと、体を動かした時に股関節に響く痛みのみあるタイプ。

前者は骨盤や股関節に問題があることが多く、骨盤矯正や股関節のトリガーポイント治療が効果的です。

後者は腰の筋肉のトリガーポイントが原因で起こることが多く、いくら股関節の治療をしても効果が出ません。

このタイプは、股関節ではなく腰の筋肉のトリガーポイント治療をすると治ります。

腰に痛みが出ないので意外に思われるかもしれませんが、いわば股関節に痛みの出るギックリ腰と言えます。

原因不明の嘔吐とトリガーポイント

内臓のツボ・・・というと足ツボなどをイメージすると思いますが、

実際は内臓の反射が最もよく現れる部位は腹筋です。

内臓に異常があると腹筋に圧痛や緊張が現れますし、

逆に、腹筋にトリガーポイントが発生すると内臓に異常が出ることもあります。

例えば、胃や横隔膜の反射区付近に発生したトリガーポイントは、激しい嘔吐を誘発することがあります。

もし、病院の検査で内臓に異常が無く嘔吐が起こる場合は、腹筋に発生したトリガーポイントを疑って下さい。

トリガーポイント治療で改善されます。

美顔鍼ブーム

耳鍼ダイエット→不妊治療→美顔鍼

と、業界のブームが変遷し、当院でも美顔鍼の問い合わせが結構あります。

で、美顔鍼って効くの?

というのが皆の関心のあるところだと思います。

結論から言うと、効きます。

ただし、トリガーポイントを正確に治療すれば別に鍼を使わなくても指圧で充分施術できます。

改善が期待できる点は以下の2点です。

トリガーポイントが発生に伴う張力変化による顔の歪みやたるみの改善。

トリガーポイントが顔面静脈を圧迫する事によって起こる顔のむくみの改善。

鍼を使わなくても手だけで簡単に改善できます。

本当に簡単な技術なので、当院では大々的に宣伝していませんが、ご要望のある方は、おっしゃって下さい。