ステロイド服用の恐怖

ステロイド剤(糖質コルチコイド)を長期的に服用することで、以下のことが起こるリスクがあると言われています。

・タンパク質分解作用がある為、筋肉が弱くなり、皮膚の感染症にかかりやすくなる。

・免疫を抑制する為、感染症にかかりやすくなる。

・血糖値が上がる為、糖尿病にかかりやすくなる。

・血中コレステロールが上昇する為、肥満になりやすくなる。

・カルシウムの吸収を阻害して骨粗鬆症になる。

・胃粘膜が弱るので、胃潰瘍になりやすくなる。

・血中カリウムが減少し、むくみや脱力感、心不全を起こすことがある。

ステロイド剤の長期服用による副作用は枚挙にいとまがありません。

ステロイドを止めた後の副作用も凄まじく、極力使用は避けたいものです。

ステロイド(糖質コルチコイド)とは本来、体にある副腎が必要に応じて適量分泌してくれるもの。

副腎の機能が正常であれば、ステロイド剤に頼る必要はありません。

副腎の機能は正常ですか?

副腎に繋がる神経は圧迫されていませんか?

副腎に繋がる脊髄神経は第10胸神経〜第1腰神経です。

脊椎に歪みがあると、脊髄神経が圧迫され、副腎が正常に機能しなくなります。

実際に、脊椎の矯正を行うことでステロイド剤の服用を減らせる方も多くおられます。

ステロイド服用を避ける、減らす為の手段としてカイロプラクティックによる脊椎の矯正が有効であることを知っておいて下さい。

カフェインの頭痛抑制効果

カフェインは血管を収縮させる作用がある為、偏頭痛や寝起きで頭が痛い時にとると鎮痛剤として有効です。

寝起きで頭が痛い時に、コーヒーや緑茶、紅茶を飲むと痛みが緩和されます。

日常的に大量のカフェインを摂取していると、逆に血管収縮からの跳ね返り頭痛が誘発されることがありますので、くれぐれもカフェインの取りすぎには注意して下さい。

なお、肩こりが原因で起こる緊張性頭痛には効果がありませんので、肩こりと頭痛でお悩みの方は、たけしま鍼灸院でトリガーポイント治療を受けて一緒に治していきましょう。。

顎関節症の治療

現代人は顎が細い為、顎関節症を起こしやすくなったと言われています。

顎が小さい為、顎関節の亜脱臼を起こしやすく、顎を閉じる筋肉である咬筋に負担をかけ、筋肉の過緊張を起こします。

張り切って走って足の筋肉ががつるのと同じで、顎の筋肉が固まった状態・・・それが顎関節症です。

治療は、咬筋のトリガーポイント治療と顎関節の矯正を行います。

いつも同じ側の歯で咬むくせのある人は顎関節の亜脱臼を起こしやすいので注意して下さい。

治療後しばらくは硬いものは咬まない方が良いですが、運動不足の足がつりやすいのと同じで、普段から柔らかいものばかり食べていると顎の筋肉が発達せず、再発の可能性が高まります。

普段から良く咬むくせを身に付け、顎の筋肉を鍛えて、顎関節症の再発防止に努めて下さい。

土用とは

土用とは、昔の暦で春夏秋冬の季節の変わり目の時期を指します。
 
夏の土用が有名ですが、春秋冬の変わり目にも土用があり、東洋医学的にもこの時期は体調を崩さないように滋養のある食べ物(精のつく食べ物)を食べると良いとされています。

漢方的には、泥臭い食べ物・・・根野菜やカボチャ、卵、ドジョウ、鰻、貝などが良いとされています。

平賀源内が旬を過ぎた鰻を売る為に土用の鰻を考えたエピソードは有名ですが、その理屈の根拠はここから来ています。

栄養価としても、緑黄色野菜や鰻、卵、レバー、貝などはビタミン、ミネラルなどの栄養価が高く、体調管理に適していますので季節の変わり目の体調管理に積極的に摂るようにしてみて下さい。

熱中症対策

暑い日が続きますね。

今年は猛暑日の年間記録を更新した3年前以来の猛暑らしいです。

熱中症対策の基本ですが、水分はこまめに取りましょう。

喉の渇きを感じる時にはすでに体内の水分が大量に失われているので、喉が渇く前に水分補給をすることが大切です。

もし熱中症になってしまったら・・・

吸収の早いスポーツドリンクで速やかに水分補給を行うと同時に、首・脇・股にあるリンパ節を冷やして体温を下げましょう。

熱中症が起こった後の水分補給は水では間に合わないので、炎天下で仕事をされる方、車で移動される方やスポーツをされる方はスポーツドリンクを携帯しましょう。

自身のスポーツでの経験では、スポーツドリンクの中でも特にポカリスウェットが体調の回復が早いと思います。

プラシーボ効果

プラシーボ効果とは、思い込みによる治療効果のことを言います。

お医者さんが間違えて処方したビタミン剤で腹痛が治ってしまった・・・という例のように、信頼する先生が出した薬だから治ると思って飲むと、薬効が無くても体が元気になるという不思議です。

逆に、毒だと言われて飲むと、薬でも体調を崩してしまう人もいるようです。

思い込みで健康まで左右される・・・人体の不思議です。

鍼灸やカイロプラクティックも同じです。

同じ治療を施していても、全面的に信頼して治療を受けている人と、疑って治療を受けている人では回復に大きな差が出ます。

通院すると決めたら、全面的に先生を信頼して治療を受ける事が治療効果を最大限に高める秘訣です。

椎間板ヘルニア治療についての考え方

ヘルニアの治療については様々な意見がありますが、

医療関係者の中においても、ヘルニアは手術が最も適さない傷病の1つであるという考え方が浸透してきているのではないでしょうか?

ヘルニアとは、椎間板の中にあるゼリー状の液(髄核)が漏れ出て脊髄神経を圧迫し、脊髄神経の支配領域である手足(腰椎椎間板ヘルニアは足)に神経痛が出ている病態を指します。

このゼリー状の液体(髄核)は数ヶ月で体内の免疫細胞であるマクロファージ(大食細胞)の働きによって消失します。

その為、手術をする必要性は無く、また、手術によって傷ついた筋肉、神経によって新たな痛みを作ってしまうリスクさえ生じるという考え方が浸透しつつあります。

では、数ヶ月経ってもヘルニアが改善されないケースは何が考えられるのでしょうか?

ヘルニアが消失しにくい場所にあるというのも原因の1つですが、

1つはヘルニアのストレスによって深部脊柱起立筋や梨状筋にトリガーポイントが発生し、脊髄神経または坐骨神経を圧迫していることが考えられます。

これについては、トリガーポイント治療で有名な石川県の加茂整形外科さんのホームページでも論じておられます。

私の臨床経験では、神経痛の原因はトリガーポイントだけでは無いというのが正直なところですが、トリガーポイント治療によって完治するケースも多くあり、神経痛の軽減はほとんどの患者さんで見られます。

ヘルニアが治らないもう1つの原因として、脊椎の椎間関節の不整合から椎間孔が狭窄し、脊髄神経を圧迫して神経痛を起こしていることが考えられます。

いわゆる背骨の歪みですね。

椎間板は脊椎と脊椎の間にあり、関節を構成するわけですから、椎間板ヘルニアによって関節の不整合(歪み)が起こることは当然といえます。

私の臨床経験でも、ヘルニアが消失したのに神経痛がとれない、またはヘルニアが神経痛の原因だと思っていた患者さんが、椎間関節の矯正で神経痛が完治したケースが数多くあります。

つらい神経痛の症状に、ワラにもすがる思いで手術を選択する患者さんもおられると思いますが、別の選択肢もあるという事を是非知っておいて下さい。

子宮後屈と仙骨の歪み

生理不順や不妊症の原因にもなる子宮後屈。

では、子宮後屈の原因は何かご存知ですか?

子宮後屈の原因の1つとして仙骨の後屈が考えられます。

子宮は骨盤の中にあり、ちょうど仙骨の前方に位置します。

正常な仙骨は、約30ー40°前傾していますが、骨盤の歪みによって仙骨の傾きに異常がでると、仙骨の前方にある子宮の傾きにも変化が生じます。

仙骨が後屈すれば、子宮も後屈し、仙骨の前屈が強くなると子宮の前屈も強くなります。

どちらも体にとって良いことではありません。

カイロプラクティックの骨盤矯正はこれらの仙骨の歪みによる子宮の傾きの改善に非常に有効です。