外反母趾のトリガーポイント治療

体の痛みをとることに対して抜群の効果をあげるトリガーポイント治療。

その効果は、痛みの治療だけでなく、様々な体の不調の解決に役立ちます。

本日は、外反母趾の患者さんが来られたので、外反母趾の治療について説明します。

外反母趾を改善する為のトリガーポイント治療では母趾内転筋を治療します。

母趾内転筋とは親指を人差し指の方へ引き寄せる筋肉で、この筋肉が硬くなると親指が引き寄せられたままとなり、いわゆる外反母趾の状態になります。

治療はこの母趾内転筋が柔らかくなり、親指が通常のポジションに収まるようにトリガーポイント治療を行います。

治療を繰り返すたびに回復具合が目で確認できます。

治療後も足先の窮屈な靴を履いていると、また母趾内転筋が収縮して硬くなってしまうので、まずは足先の締め付けない靴を履くことから始めて下さい。

股関節の痛みのトリガーポイント治療

股関節に痛みが起こる原因は様々ですが、本日来院された患者さんの場合は、腰方形筋に発生したトリガーポイントが原因でした。

腰方形筋にトリガーポイントが発生すると、咳をしたり、歩いたり、階段をのぼる時に股関節に痛みが走ります。

腰方形筋のトリガーポイントは、骨盤や腰椎の変位に伴って発生する事が多く、腰方形筋のトリガーポイント治療と腰椎・骨盤矯正の両方を行わないと慢性化するおそれがあります。

今日の患者さんは腰方形筋のトリガーポイントと腰椎5番の変位が見受けられたので両方を治療しておきました。

今回の治療で歩行時の股関節痛は無くなったそうです。

経験上、腰方形筋のトリガーポイントが原因の股関節痛の場合、歩行時の痛み→階段をのぼる時の痛み→咳をした時の痛みの順で症状がとれてきます。

腰方形筋のトリガーポイントを放置することは、ぎっくり腰の1番の原因となりますのでしっかり治しておくことが大切です。

麻生太郎副総理の医療費改革案

70歳以上で1年間、健康保険を使わなければ10万円支給することを検討。

素晴らしい。

是非とも実行に移して頂きたいですね。

健康保険の濫用で医療費はここ20年くらいで急増し、国民皆保険制度は破綻寸前です。

少しでも健康保険を使用する際の抑止力になればと思います。

個人の良識で医療制度を守れない時代になったというのは非常に残念ですが。。。

保険治療全体の平均的な技術レベルの低さも問題なのでしょうね。

捻挫の治療

過去に強い足首の捻挫を経験した患者さんは、慢性的な足首の痛みを抱えているケースが多いです。

慢性的な足首の痛みの主な原因は足根骨の歪みと腓骨筋の硬縮です。

一般的な捻挫(内反捻挫)の場合、距骨が前外方に、立方骨が上外方にズレやすく、慢性的な足首の痛みの原因となります。

また、足首をテーピングやギプスで長期的に固定していると腓骨筋の硬縮を招き、足首の痛みが長期化する原因となります。

まずはトリガーポイント治療で腓骨筋の硬縮を改善して痛みをとり、続いて足根骨の整復を行うことで慢性化を防ぎましょう。

胸鎖関節の歪みの治療

本日、胸鎖関節のズレから肩の痛みが起こっている柔道選手が来院されました。

胸鎖関節は胸骨に対して鎖骨が前内方にズレやすい傾向にあります。

来院された柔道選手も胸鎖関節に見た目で確認できるほどの歪みがありました。

肩の痛みが強い為、軽い整復しかできませんでしたが、痛みは半分くらいになったとのこと。

もう少し炎症が治まればしっかり整復できると思います。

柔道をはじめ転倒の多い競技は胸鎖関節だけでなく、頻繁に肩関節に問題を起こします。

ズレたまま関節が癒着すると慢性的な痛みを起こすこともありますので、しっかり整復しておくことが大切です。

EPAで花粉症対策

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スギ花粉が終わり、ヒノキ花粉のシーズンになってまいりました。

毎年、例年の〜倍と表現される花粉症。そのうち死人がでるのでは?と心配になります。

ヒノキ花粉にアレルギーをもつ私は、EPAのサプリメントで花粉症対策しています。

鍼灸で花粉症対策できないの?とよく言われるんですが、商売抜きで言うと、なかなか難しいのではないでしょうか。(鼻の通りを良くするとかはできます)

でもあえて鍼灸で・・・となると、副腎皮質の機能を高める為に、腎兪をはじめ背部兪穴に刺鍼し抗炎症作用のある副腎皮質ホルモンの分泌を促進するのが良いかと思われます。

カイロプラクティックで胸椎8番〜12番を矯正するのもアレルギーに対する抵抗力を高めてくれます。これは結構効果的で、アトピーなんかのアレルギー反応にもよく効きます。

自分でできる対策となると・・・やっぱり炎症を軽減する作用のあるEPA摂取が手軽で良いですね。

正座は膝に良い

「正座は膝に悪いからしない」という人が大変沢山いらっしゃいます。

こちらが膝痛予防の生活指導として正座を推奨しても、まず聞いてもらえません。

理由は、お医者様が「正座は膝に悪い」とおっしゃるから。

一部のお医者様は、正座の姿勢が軟骨(半月板)を圧迫すると言いますが、実際に正座が原因で軟骨がすり減るという証明はされていません。あくまで推測で語っているにすぎないのです。

むしろ、生活が洋式になり、正座をしなくなってから膝に痛みがでるようになったという人の方が圧倒的に多いのです。

理由は、正座をしなくなって大腿四頭筋の柔軟性が低下したから。

大腿四頭筋は膝蓋靱帯という膝の靱帯に付着する為、膝関節の柔軟性に大きな影響を与えます。

大腿四頭筋が硬くなり膝関節の柔軟性が低下すると、膝の曲げ伸ばしが困難になり、膝の動きに痛みが伴うようになります。

柔軟性を高める為にはストレッチが良いのですが、大腿四頭筋のストレッチ方法とは正座なのです。

正座とは大腿四頭筋のストレッチを習慣的に行う方法なのです。

正座をすると膝が悪くなるという証明はできませんが、正座は膝に良いという証明はできます。

どちらを信じるかは自由です。

ただし、当院で正座を指導した患者様にだけは、しっかり頑張って頂きたいと思います。

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアを誘発する原因として、骨盤(腸骨)の前傾があります。

腸骨が前傾すると、鼠径部が前に押し出される形でストレスがかかる為、鼠径ヘルニアが起こりやすくなります。

人体の構造として右側に肝臓がある為、押し出される形で右側の腸骨が後傾しやすく、それを補う形で左側の腸骨が前傾してバランスをとることが多いとされています。

その為、腰痛は右側に起こりやすく、鼠径ヘルニアは左側に起こりやすい傾向にあります。

これらの骨盤の前傾・後傾はカイロプラクティックで矯正可能です。

定期的に骨盤を矯正する事で、腰痛、鼠径ヘルニア、その他にも様々な症状を予防することができます。

目の奥の痛みの応急措置

目の奥の痛みは、頚板状筋や後頭下筋のトリガーポイントから発生する事が多く、トリガーポイントを治療する事によって、ほとんどのケースで改善が見られます。

頚板状筋は首の横側に付着している筋肉です。指先を首の横に当て、円を描くように揉みほぐしましょう。

右の目の奥が痛い場合は首の右側を、左の目の奥が痛い場合は首の左側をマッサージします。

押さえて痛いところを重点的にマッサージするとより効果的です。

首の横側を温シャワーで刺激するのも効果的です。

しっかり治したい人はトリガーポイント治療を受けてみて下さいね。