手首の痛みの原因と治療

手首の痛みの原因は主に3パターンあります。

1つは手や指をよく使う人の場合。

前腕の筋肉に疲労がたまり、筋肉にトリガーポイントが発生して手首に痛みが起こります。

腱鞘炎もこのパターンに当たります。

前腕のトリガーポイントを治療することで手首の痛みは無くなります。

2つ目のパターンは、首の骨の歪みにより、腕の神経が圧迫されている場合。

この場合は、神経圧迫の影響で前腕の筋肉にもトリガーポイントが発生している為、

前腕の筋肉のトリガーポイント治療と首の骨のカイロプラクティック治療の両方が必要になります。

3つめは、手首の関節を構成する手根骨のズレ。

転んで手をついた時など、手首に強い力が掛かった時に起こりやすく、三角骨・月状骨・舟状骨にズレが生じやすい傾向にあります。

この場合は、これら3つの骨を矯正すると痛みは無くなります。

嚥下困難(食べ物が飲み込みづらい)に効くトリガーポイント

食べものを飲み込むときに働く筋肉、顎二腹筋。

この筋肉が咳などで疲労すると、筋肉内にトリガーポイントが発生し、食べ物が飲み込みづらくなります。

解決策は顎二腹筋にできたトリガーポイントを解消すること。

この筋肉は自分で触れるところにある為、自分で治療が可能です。

顎二腹筋は顎の裏にあります。
少しわかりにくいですが顎の裏の柔らかいところをまんべんなくマッサージしてみて下さい。

押さえて少し硬く、少し痛みのあるところがトリガーポイントですので、そこを特にしっかりほぐしてみて下さい。

毎日、続けてトリガーポイントが改善されれば、次第に飲み込みやすくなってきます。

まぶたが下がる(眼瞼下垂)の治療

「まぶたが急に開きにくくなった」と言って患者さんが来院されました。眼瞼下垂という症状です。

目の酷使から眼輪筋というまぶたを下げる筋肉に疲労がたまり、まぶたを上げる機能が低下することが原因で起こります。

疲労がたまった眼輪筋の筋肉内にはトリガーポイントが発生しています。

このトリガーポイントが治療によって解消されれば、眼輪筋の機能は回復し、まぶたは次第に上がるようになってきます。

ラルゴコーポレーション

セミナー関連でいつもお世話になっている社長さんに、当院に立ち寄って頂きました。ホームページを見たとの事。

ありがたいことです。

新しい医療機器をラルゴコーポレーションさんで発注できるよう仕事を頑張りたいですね。

ラルゴコーポレーション
 大阪府豊中市服部南町1ー7ー20
06ー6866ー3317

医療機器の販売をなさっています。医療関係の方はぜひ。

首が痛くて後ろにそらせない理由

首が痛くても後ろにそらせないという人、結構います。

首の痛みに加えて腕の痺れを訴える人も多々あり、病院では頚腕症候群、頚椎症、または胸郭出口症候群などと呼ばれます。

原因は何でしょうか?

多くの場合、問題となるのは、頸椎の後方変位に伴う椎間板の変形、及び椎間関節の可動性減少です。

首が後ろに反り返る為には頚椎は前方にスライドしていく動きをしなければなりません。

ところが、頚椎に後方変位があり、椎間関節の可動性の減少があると、頚椎が前方にスライドしていく動きができなくなります。

加えて、椎間板の変形や関節の不整列から、神経の通り道である椎間孔が狭小化し、神経根(脊髄神経)が圧迫され、痛みや痺れが起こります。

唯一の解決策は、カイロプラクティックで頚椎の後方変位を矯正し、頚椎の前方へスライドする動きを改善させることです。

頚椎の後方変位が矯正されることにより、椎間関節の動きがスムーズになるだけでなく、神経根の圧迫による痛みや痺れも無くなります。

ただ、一度に症状が回復するものではなく、変形した椎間板が安定するまで矯正を行う必要があります。

当然、頚椎の後方変位が起こっていた期間が長ければ長いほど椎間板の変形は進む為、早期回復の為にはできるだけ早めに治療を受けることが大切です。

トリガーポイント治療の通院

筋肉に疲労がたまることによって発生するトリガーポイント。

トリガーポイントは押さえると痛気持ちいい筋肉のしこりで、トリガーポイントが発生した筋肉は柔軟性が低下し、コリを感じます。

さらに疲労がたまるとトリガーポイントは活性化し、体のあちこちに強い痛みを起こします。

トリガーポイント治療の通院の最初の目的は、この活性化したトリガーポイントを沈静化し、痛みをとることです。

トリガーポイントが沈静化されると痛みが消えます。

その時、多くの患者さんは、「痛みが治った」と思って通院をやめてしまいます。

でも、何か忘れていませんか?

そう、トリガーポイント自体は沈静化されただけで残っているんですよね。

このトリガーポイントは不発弾です。疲労がたまるとすぐ爆発し、痛みを起こします。

ぎっくり腰がクセになっていたり、すぐ寝違えたり、疲れると頭痛が出たり、・・・体に痛みが頻繁に起こるという人は、体にトリガーポイントという不発弾を抱えている人なのです。

ですからトリガーポイントの解消という不発弾撤去の為の通院が重要なのです。

トリガーポイントが完全に解消されると、筋肉は柔軟性を取り戻し、コリも感じ無くなります。

体に痛みが起こることも無くなるでしょう。

トリガーポイント治療を受ける前にやって頂きたいこと

体に痛みがあると、たいていの人は痛いところがどこなのか指で触って探そうとします。

そして来院時に、「先生、ここを押さえると痛いのです」とおっしゃいます。

これはこれで大事な所見なのですが、トリガーポイントの痛みは離れた場所に放散する為、押さえて痛いところが症状の原因なのかは検査してみないとわかりません。

トリガーポイント治療を受ける前は、触って痛いところを探すより、痛みがどこに「感じる」のか?どんな姿勢や動作で痛みが強くなるのか?をよく感じてみて下さい。

背中の痛みのトリガーポイント治療

背中の痛み・・・特に肩甲骨付近の痛みを訴える患者さんが多いです。

肩甲骨付近の痛みでも、比較的、上の方の痛みなのか、下の方の痛みなのか、真ん中あたりなのかによって、原因となるトリガーポイントは異なります。

私自身が臨床で感じるのは、上の方の痛みは肩甲挙筋のトリガーポイントから、下の方の痛みは広背筋のトリガーポイントから痛みが起こっていることが圧倒的に多いです。

これらのトリガーポイントは、痛む場所から少々離れたところにある為、トリガーポイント治療を専門とする人でなければ見つけにくいと思います。

背中をいくらマッサージしても治らない場合でも、痛みから離れた場所にあるトリガーポイントを治療することで改善することが多々あります。

気になる方は一度、御相談を。

操体法

治療に取り入れようか検討中です。

操体法とは橋本敬三医師の考案した整体術で、体を動かしやすい方向に動かすことで全身の筋バランスを改善する運動法です。

筋肉の緊張のアンバランスを改善することで姿勢の歪みや体の痛みを緩和します。

私自身はトリガーポイント治療の方が治療効果が高いと判断して、過去にこの治療法を切り離しました。

しかし今、ケースバイケースでこの治療法をトリガーポイント治療と並行して生かせないか研究しています。

しばしお待ちを。

扁平足の治療

扁平足は、足に疲労がたまりやすく、歩行やランニング動作にも影響する厄介な足の形です。

この扁平足、生まれつきだとあきらめていませんか?

治療によって改善する扁平足は多々あるのです。

扁平足は、足の内在筋の疲労や足底筋膜の緊張、足根骨の下方変位によって起こります。

特に舟状骨の下方変位により扁平足が起こりやすく、この舟状骨を矯正することによって扁平足が改善されることが多々あります。

内在筋のトリガーポイント治療や足底筋膜に影響を与える下腿の筋肉にトリガーポイント治療を行うことも非常に有効です。

足に疲労がたまりやすい方、足がむくみやすい方、足がつりやすい方、スポーツのパフォーマンスを上げたいアスリートの方、一度、扁平足の治療を受けられてはいかがでしょうか。