トリガーポイント治療の通院

筋肉に疲労がたまることによって発生するトリガーポイント。

トリガーポイントは押さえると痛気持ちいい筋肉のしこりで、トリガーポイントが発生した筋肉は柔軟性が低下し、コリを感じます。

さらに疲労がたまるとトリガーポイントは活性化し、体のあちこちに強い痛みを起こします。

トリガーポイント治療の通院の最初の目的は、この活性化したトリガーポイントを沈静化し、痛みをとることです。

トリガーポイントが沈静化されると痛みが消えます。

その時、多くの患者さんは、「痛みが治った」と思って通院をやめてしまいます。

でも、何か忘れていませんか?

そう、トリガーポイント自体は沈静化されただけで残っているんですよね。

このトリガーポイントは不発弾です。疲労がたまるとすぐ爆発し、痛みを起こします。

ぎっくり腰がクセになっていたり、すぐ寝違えたり、疲れると頭痛が出たり、・・・体に痛みが頻繁に起こるという人は、体にトリガーポイントという不発弾を抱えている人なのです。

ですからトリガーポイントの解消という不発弾撤去の為の通院が重要なのです。

トリガーポイントが完全に解消されると、筋肉は柔軟性を取り戻し、コリも感じ無くなります。

体に痛みが起こることも無くなるでしょう。

トリガーポイント治療を受ける前にやって頂きたいこと

体に痛みがあると、たいていの人は痛いところがどこなのか指で触って探そうとします。

そして来院時に、「先生、ここを押さえると痛いのです」とおっしゃいます。

これはこれで大事な所見なのですが、トリガーポイントの痛みは離れた場所に放散する為、押さえて痛いところが症状の原因なのかは検査してみないとわかりません。

トリガーポイント治療を受ける前は、触って痛いところを探すより、痛みがどこに「感じる」のか?どんな姿勢や動作で痛みが強くなるのか?をよく感じてみて下さい。

背中の痛みのトリガーポイント治療

背中の痛み・・・特に肩甲骨付近の痛みを訴える患者さんが多いです。

肩甲骨付近の痛みでも、比較的、上の方の痛みなのか、下の方の痛みなのか、真ん中あたりなのかによって、原因となるトリガーポイントは異なります。

私自身が臨床で感じるのは、上の方の痛みは肩甲挙筋のトリガーポイントから、下の方の痛みは広背筋のトリガーポイントから痛みが起こっていることが圧倒的に多いです。

これらのトリガーポイントは、痛む場所から少々離れたところにある為、トリガーポイント治療を専門とする人でなければ見つけにくいと思います。

背中をいくらマッサージしても治らない場合でも、痛みから離れた場所にあるトリガーポイントを治療することで改善することが多々あります。

気になる方は一度、御相談を。

操体法

治療に取り入れようか検討中です。

操体法とは橋本敬三医師の考案した整体術で、体を動かしやすい方向に動かすことで全身の筋バランスを改善する運動法です。

筋肉の緊張のアンバランスを改善することで姿勢の歪みや体の痛みを緩和します。

私自身はトリガーポイント治療の方が治療効果が高いと判断して、過去にこの治療法を切り離しました。

しかし今、ケースバイケースでこの治療法をトリガーポイント治療と並行して生かせないか研究しています。

しばしお待ちを。

扁平足の治療

扁平足は、足に疲労がたまりやすく、歩行やランニング動作にも影響する厄介な足の形です。

この扁平足、生まれつきだとあきらめていませんか?

治療によって改善する扁平足は多々あるのです。

扁平足は、足の内在筋の疲労や足底筋膜の緊張、足根骨の下方変位によって起こります。

特に舟状骨の下方変位により扁平足が起こりやすく、この舟状骨を矯正することによって扁平足が改善されることが多々あります。

内在筋のトリガーポイント治療や足底筋膜に影響を与える下腿の筋肉にトリガーポイント治療を行うことも非常に有効です。

足に疲労がたまりやすい方、足がむくみやすい方、足がつりやすい方、スポーツのパフォーマンスを上げたいアスリートの方、一度、扁平足の治療を受けられてはいかがでしょうか。

朝食と学校の成績の関係

統計では、朝食をきちんと食べる生徒と朝食を抜く生徒では成績の平均値に差があるとデータが出ています。

朝食を食べている生徒の方が成績が良いということですが・・・。

私はこれは、食事が頭の回転を良くする例ではなくて、環境が人間をつくる例だと思っています。

朝食を食べる為に規則正しい生活を送り、朝食を作ってくれるまともな親のいる生徒と、そうでない生徒の差ではないかと思います。

成長期の子供にとってカルシウムとタンパク質の摂取と充分な睡眠は大切。

学校の成績関係無く、体の成長の為に、規則正しく朝食をとる生活を送って欲しいと思います。

ただし、大人は食べ過ぎるとインスリンの反作用で低血糖になり、仕事中に眠たくなるのでほどほどに・・・

朝食はとるべきか?

朝食には様々な見解があり、迷うところですね。

食べた方が良いのか、食べない方が良いのか?

まず、成長期の人やスポーツを定期的にしている人は必ず食べた方が良いですね。

1度の食事でのタンパク質の吸収には限界があるので、3食きっちりタンパク質を摂取すると体の成長に繋がります。

ハードなトレーニングをされる方は4、5食たべて体を作ります。

逆に、痩せたい人や高齢者は朝食を抜いて2食でも良いと思います。

健康の為にきっちり食べなきゃ・・・と思っている人が多いですが、本来、人間は2食であり、現代人は摂取カロリー過多なので、逆に摂取カロリーを制限すべきなのです。

朝食をたべないと体に悪いというのは間違いです。

朝食を手放しで推奨する風潮もありますが、カロリー摂取には違いないので、自分の体の状態や状況に合わせて食べて下さい。