フェイスブックで仙腸関節について議論

鍼灸学校時代の同期とフェイスブック上で仙腸関節について議論になりました。まさかこんな展開になるとは・・・

仙腸関節とは骨盤にある関節の事で、一般的に骨盤の歪みとはこの関節の変位の事を指します。

で、同期の主張はこうです。

仙腸関節の可動性は極めて低い。関節の動きが制限されたところで体に与える影響はほとんど無い。骨盤の歪みという概念は基礎医学的な裏付けが無い。

という話でした。

そんな事を言われればこちらも黙っていられません。

まず、仙腸関節の可動性に関しては遺体解剖ではなく生体の運動ではそれなりに大きな可動性を確認されていること。

可動性の少ない関節であるから身体に与える影響が少ないというのは誤りで、関節の変位は筋肉・靭帯・神経に影響をあたえ、体に大きな影響を与えること。

なにより臨床で多くの骨盤の歪みを視診または触診で確認できるし、実際に骨盤矯正によって多くの臨床成果があがっていると説明しました。

同期は基礎医学のテキストに無いことは信じないという姿勢を崩ず、

私は、基礎医学はあくまで学問的な基礎であり、臨床医学を学び、さらに自分の臨床研究で検証していく必要性を説きましたが議論は平行線のままでした。

実際、医療現場での考え方は様々ですし、それはお互い勉強し研究した結果なので良いと思います。しかし話をしていて残念に思ったのが、彼が全く臨床検証せずに否定から入ってること。

カイロプラクティックの骨盤矯正は実際に多くの臨床結果を出しています。私自身も患者として素晴らしい効果を実感し、この治療法を学ぼうと思いました。現在は患者さんを治療して、カイロプラクティックの素晴らしい治療効果を実感しています。

同じ鍼灸師。手技療法に携わるものとして、臨床検証することなしに
有効な治療理論を否定するのは、いかがなものか。患者さんを治そうと思えば、あらゆる治療法に可能性を求めようと研究するのが治療家ではないのでしょうか。すこし寂しく思いました。

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