腹筋と腰痛

整形外科に行くと、腰痛予防に腹筋をしなさいと指導されることが多いです。

これは本当に正しいのでしょうか?

激しいトレーニングを積んでいるスポーツマンにも同じように指導されているのを聞いたことがありますが、果たして腹筋の力が足りないのでしょうか?

結論を言うと、腹筋運動は、筋力の低下している運動不足の人やお年寄りには有効です。

特に筋力の低下で反り腰になっている人には非常に有効です。

腹筋は脊柱を安定させ、腰の負担を30%〜50%軽減させるので、ある程度の強さが必要です。

しかし、充分、腹筋の力のある人は腰痛の原因が違います。

ふとももの裏の筋肉であるハムストリングや、お尻の筋肉である大殿筋の疲労による柔軟性の低下によって脊柱が過剰緊張を起こし、腰痛が現れている場合が大半です。

腹筋は脊柱の緊張の影響で疲労しているので、腹筋運動によって腰痛を予防するという考え方はNGです。

この場合の腰痛予防にはハムストリングや大殿筋のストレッチが有効です。

腹筋運動は確かに腰痛予防に有効なトレーニングですが、腰痛予防には筋カや柔軟性のバランスが重要ですので、やみくもに筋力をつければ良いというものでもありません。

当院に来院された患者様には姿勢や筋力バランスをみた上で、このようなトレーニングの指導もおこなっております。

大阪市鶴橋でカイロプラクティック(整体、骨盤矯正)、トリガーポイント治療なら たけしま鍼灸院

大阪市東成区玉津3-4-4
TEL:06-6973-1309

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です