乗り物酔いは生まれもって個人差があり、治らないものと思われています。
しかし実際は、ある程度治療によって改善し、予防することができます。
例えば、首の胸鎖乳突筋という筋肉にトリガーポイントが発生すると平衡感覚が低下し、乗り物酔いが起こりやすくなります。
この筋肉にトリガーポイント治療を行うことで、乗り物酔いをある程度改善できます。
また、ストレートネックも乗り物酔いの大きな原因となります。
正常な頸椎は半径約17cmの前湾のカーブを有しますが、ストレートネックはこのカーブが消失した状態です。
正常なカーブがある頸椎は、竹のようにしなって車の振動を吸収しますが、棒のように硬くなった頸椎は振動が頭部へそのまま伝わります。
ストレートネックは揺れに弱く、乗り物酔いになりやすい首なのです。
ストレートネックの改善には、カイロプラクティックと多裂筋のトリガーポイント治療が有効です。
若い方で早ければ、週1で3ヵ月ほどの治療でストレートネックを改善することができます。
胸鎖乳突筋のトリガーポイント治療とストレートネックの治療を行うことで、多くの乗り物酔いは改善することができます。