ヘルニアの誤解

ヘルニアについて、多くの人が誤解していることがある。

テレビを見ていたら、医師が芸能人のレントゲンを見て「この部分とこの部分がヘルニアになってますね〜」と言っていた。

とんでもないことだ。

ヘルニアというのは椎間板の損傷に伴って起こるもので、骨折に準ずるもの。

本当に数カ所もヘルニアがあれば激痛で身動きがとれない。

単にレントゲン上で椎間板が膨張して見えるのは「椎間板症」で「椎間板ヘルニア」とは明確に区別されるものである。

椎間板症の症状もつらいものではあるが、椎間板ヘルニアの痛みは激痛である。

椎間板ヘルニアが起こると、通常、寝返りも困難になり、歩くのはおろか足への神経痛が強裂で体を真っすぐに保てない。

単に腰が痛いとか足シビレるとかの場合は、まず椎間板症と思ってよい。

椎間板症は椎間板に強い損傷があるわけではなく、背骨の歪みによって椎間板に変性が起こっているだけであるので、背骨を矯正すれば治ります。

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